Photo:Keizo Kioku
瓦工場跡地から採取した粘土や能登瓦の道具を用いた作品。瓦産業や珠洲焼、珪藻土など、珠洲では歴史が土と共にあることに作家は注目し、自身が初めて粘土に触れた時に覚えた深い懐かしさ、海や呼吸、胸を打つ鼓動、波の揺らぎ、波に洗われた小石や星々などの繋がりを探りながら作品を展開する。
彫刻家 1978年岐阜県生まれ。
手を加えることで自然物が内包していたものが表出してくる現象に興味を抱き、独学で創作活動を始める。木や動物の角や骨、鉱物や土といった様々な物質を扱いながらも、透徹な視線は一貫して素材やモチーフの奥へと向けられ、形を引き出している。近年、鹿の角、骨を素材とし、身近にある草花をモチーフとした作品で注目を集める。
これまでの作品
Photo :Ooki Jingu
Photo : Tadayuki Minamoto
2014
作品一覧
Photo:Keizo Kioku