2022年9月30日
構成 演出
長塚 圭史
劇作家・演出家・俳優。1996年、演劇プロデュースユニット阿佐ヶ谷スパイダースを旗揚げし、作・演出を手掛ける。17年より劇団化。2008年、文化庁新進芸術家海外研修制度にて1年間ロンドンに留学。11年、ソロプロジェクト・葛河思潮社を始動、三好十郎作『浮標』、『冒した者』などを上演。17年、新ユニット・新ロイヤル大衆舎を結成し、北條秀司作『王将』三部作を下北沢・小劇場楽園で上演。KAAT神奈川芸術劇場での演出作品に『セールスマンの死』(18年・21年/演出)、『常陸坊海尊』(19年/演出)、『王将』-三部作-(21年/構成台本・演出・出演)、『近松心中物語』(21年/演出)、『冒険者たち 〜JOURNEY TO THE WEST〜』(22年/上演台本・演出・出演)、『夜の女たち』(22年/上演台本・演出)。その他近年の主な舞台に、新ロイヤル大衆舎『緊急事態軽演劇八夜』(20年/演出・出演)、『イヌビト~犬人~』(20年/作・演出・出演)、阿佐ヶ谷スパイダース『老いと建築』(21年/作・演出・出演)など。05年第55回芸術選奨文部科学大臣新人賞、07年第14回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。俳優としても映画『ランブラーズ2』、『シン・ウルトラマン』、『百花』などに出演。21年4月よりKAAT神奈川芸術劇場芸術監督。
美術
南条 嘉毅
1977年香川県出身。2002年に東京造形大学研究科を修了後、東京を中心に活動、2016年和歌山へ移住。対象の場所に赴き、その場所の特徴を現在の姿のみではなく、歴史の面からも考察し、現地の土を使い複層的な絵画やインスタレーション等を制作している。2016年以降、土、砂を主要な材料としながら、音と光を加えノスタルジックな空間を通した劇場型のインスタレーション作品として新たな表現方法を確立。
近年では坂出市民美術館(香川)での個展の他、瀬戸内国際芸術祭(香川)、奥能登国際芸術祭(石川)などの芸術祭に参加。
photo by Ryosuke Iwamoto
企画 音楽
阿部 海太郎
作曲家。クラシック音楽など伝統的な器楽の様式に着目しながら楽器の今日的な表現を追求する。楽曲のみならず、コンサートの企画やアルバム制作など、すぐれた美的感覚と知性から生まれる音楽表現が多方面で評価されている。音楽を手掛けた主な作品に、インバル・ピント&アブシャロム・ポラック演出の『100万回生きたねこ』、『百鬼オペラ 羅生門』、NHK『日曜美術館』テーマ曲、ドラマ『京都人の密かな愉しみ』、アニメーション映画『雨を告げる漂流団地』など。長塚圭史が演出した舞台『イーハトーボの劇列車』(2018)『イヌビト』(2020)、大崎清夏が作詞を手掛けた映像作品「高尾をめぐる」(2020)の音楽を担当した。